初音ミクの「着ぐるみ」をモチーフにした派生キャラ「ミクダヨー」が人気を呼んでいることを以前紹介したが、新商品としてさらに「リアル」な大型フィギュアが発売されることになった。
前回記事は「初音ミク…じゃないぞコイツ!? 『ミクダヨー』謎の大人気」(2012年11月11日配信)。今回、グッドスマイルカンパニーから2012年12月4日発表されたこの新フィギュアは全高20センチと、以前商品化された「ねんどろいど」版の2倍近いサイズだ。作りこみも細かく、魅力の「何をするかわからない不穏な雰囲気」がさらに増した。
着ぐるみの質感を忠実に再現
ミクダヨーとは、初音ミクのゲームを手がけるセガが販促用に製作した着ぐるみの愛称だ。ミクをデフォルメ化しつつ忠実に再現、したはずだったのだが、着ぐるみという制約から体格や表情などがやや独特のものとなってしまい、「ミクとは別物」のキャラクターとして定着してしまった。メーカー側も人気に応えて「公式」キャラとして認定し、11月には小型フィギュアとして商品化、また不二家のポップキャンディとのコラボパッケージなども発売されている。
今回の「1/8スケール」ミクダヨーは、髪の部分を「モフモフとした」フロッキー仕様にするなど、さらに着ぐるみらしい質感を追求した。ほかにも洋服によったシワや傾き気味の重心などがしっかり再現されている。ミクダヨーといえば「本家」とは違いちょっぴり凶暴、あるいは自由奔放なキャラクターとしてファンからは認識されているが、サイズとディテールの細かさもあって、この点でもさらにパワーアップした印象だ。