就カツで落ち込んだときの「応援ソング」
『就職のことをいろいろ考えすぎて面倒くさくなったあなたへ』不況は日本ばかりではない。アメリカの学生たちも就職難にぶち当たっている。共同通信社発行の『就職のことをいろいろ考えすぎて面倒くさくなったあなたへ』(著・ダニエル・セディッキ、訳・大城光子、1575円)は、就職に失敗した26歳のフリーターが「全米50州で、50週かけ、50の職に挑戦する」というアイデアを思いつき、それを実行する旅を辿ったノンフィクションだ。
ユタ州のモルモン教会の人道支援ボランティアから始まり、カリフォルニア州のワインセラーの管理に行き着く。米国主要紙やニュース番組でも紹介され、数百万人がフォローした。著者はいま各地の大学で講演活動を行うほか、大学生の進路選択に関する授業プログラムを開発しているという。就カツで落ち込んだときに聞きたい「応援ソング」だ。