電車の中でリクルートスーツの学生をみると、思わず「頑張れよ」と声をかけたくなる。今月1日(2012年12月)から就職活動が本格的にスタートした。実力が大事なことはいうまでもないが、テクニックも無視できない。「内定」に向けて参考にしてほしい3冊を取り上げる。J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」(https://books.j-cast.com/)でも特集記事を公開中。
元就職情報誌の編集長が明かす
『就職活動の新ルール超ルール』就職活動のルールなんて、誰が決めたのか。パンローリング発売のオーディオブック『就職活動の新ルール超ルール』(著・吉野秀、CD版2625円、刊・エール出版社)は、古臭い常識や思い込みにとらわれないで新しい発想で挑戦を、と呼び掛ける。
はじめに「キミは準備の段階からつまずいている」とショッキングな指摘。続いて「初期には落とし穴がいっぱい」とたたみかけ、「探せば次々に『死角』」が出てくる」と注意を呼び掛ける。そして「いちばん大事な面接を『間違い常識』で失敗するな」と具体的なアドバイス。著者は元就職情報誌の編集長だが、コンサルタントやプランナーとしても活躍。フジテレビのバラエティ番組「笑っていいとも」にレギュラー出演したこともあり、幅広い経験と柔軟な発想で困難を乗り越える新鮮な視点を提供してくれる。