寒い季節の強い味方、暖かい缶の「コーンポタージュスープ」には1つ弱点がある。それは、
「コーンの粒々が、缶のへりに引っかかって最後に残ってしまう」
という点だ。缶の中に確かにまだコーンが残っているのに一向に食べられない、つい舌を突っ込んでアイタタタ……なんて経験がある人も少なくないのでは。
そんな中、Twitter(ツイッター)でこれを解決する方法が話題を呼んでいる。それは、
「飲む前に、缶の飲み口の下を押してへこませる」
というものだ。
やってみたら…すいすい入ってくる!
あるツイッターユーザーが「流体力学の先生から聞いた」話として披露したのが、そもそもの発端だ。2012年11月ごろから評判になり始めていたが、寒さの厳しかった12月4日夜を境に一気に拡散、この話題を紹介した関西大学の浅野晃教授のつぶやきは5日夕までに8000件近くリツイートされた。
「百リツイートは一見にしかず」というわけで、記者も実際に試してみた。こうした暖かい飲み物の缶はほとんどがスチール缶なので、十分にへこませられるか不安だったが、やってみるとそれなりに変形してくれる。さて飲んでみると、序盤からすいすいコーンが口の中に入ってくる。これが流体力学の力だというのか。驚きながら飲み進める。
気になる結果は…?
さて終盤だ。スープをぐいっと飲み干す。コーンが残っている感触はすでにほとんどない。驚きつつも、念のため缶をすすぐ。残念ながら1つだけ粒が残っていた。しかし普段なら何粒か残っていたことを考えれば、大きな前進だ。
ツイッターでも、
「本当に粒コーンがぞろぞろ出てきたーワロスwww流体力学すごいね」
「コンポタの缶へこませて飲むとコーンが残らず飲めるみたいな情報を得て興味本意でやったらまぢだった」
などと感動の声が相次いでいる。