喪中で年賀状がこなくて「さみしかった」6割
実際、喪中時の年賀状についてどう思われているのか。毎年はがきで年賀状を送る20代~60代の男女500人が対象の「年賀喪中マナー実態調査」によると、喪中のため自分からは出さなかったが年賀状をもらえて「うれしかった」人は、喪中を経験した人(約390人)の約半数にのぼる。その理由として、「友人からの近況報告は、自分が喪に服していてもうれしい」や、「励ましの言葉をもらって、勇気付けられた」といった声が挙がっている。
年代別では特に20代が、喪中でも年賀状を受け取ることがマナー違反でないならば「欲しい」と67.0%が回答しており、「送りたい」と答えた人も66.0%いた。また、喪中で年賀状がこなくて「さみしかった」という人は喪中対応経験者(約340人)の約6割に上った。調査はネオマーケティング(東京・渋谷区)が2012年10月26日~28日にインターネットで実施した。
市川氏は、「喪中の家族は初詣などにも出かけず、年賀状も届かないので、とても寂しい正月になります。ご遺族を励ます意味でも、新年の挨拶状としての年始状、もしくはお見舞いの気持ちを伝える喪中見舞いを出してみるのも良いのでは。ただし、配慮とお悔やみの気持ちは大切に」と話す。