任天堂「Wii(ウィー)」の廉価版「Wii mini(ウィー・ミニ)」が2012年12月、カナダで発売されることが11月27日発表された。価格は100カナダドル(約8000円)という格安で、その代わりネット接続などの機能が削除されている。
アップルが小型・廉価タブレット「iPad mini(アイパッド・ミニ)」を発売するなど、IT業界では「ミニ&安売り」の流れが急だ。海外メディアなどでは任天堂も「ミニ」参入、と評する声もある。
残念ながら日本発売は未定
白を基調としたウィーと異なり、ビビッドな赤と黒を基調としたカラーリングが特徴だ。過去の任天堂のゲーム機でいうと、図らずもバーチャルボーイに近い。年末シーズンに向けてカナダでの販売を開始するとしているが、日本を含むそれ以外での地域については「未定」と強調している。
任天堂は最新機種「Wii U(ウィー・ユー)」(2万6250円~)の発売を控えており(日本では12月8日)、この時期の「ミニ」発売には驚く人も多いようだ。一方で、そのネーミングからアイパッド・ミニを連想した人も少なくなく、たとえば米「TIMES」はウェブ版で、
「Wii miniもiPad miniも『mini』の『m』が小文字だけど……偶然かな?」
と類似点を指摘したほか、米ブログサイト「Gather.com」でも、
「iPad miniにWii mini……そのうちミニハイビジョンテレビにミニKindle Fire、ミニ車にミニトラックなんてものも出てくるんだろうか?」
といった論評が掲載されている。