国境越えて遺体を送り届ける 国際霊柩送還士の仕事とは

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   インターネットで配信している読書情報番組「J-CAST THE FRIDAY」に2012年11月30日、第10回開高健ノンフィクション賞を受賞した『エンジェルフライト 国際霊柩(れいきゅう)送還士』(集英社、1575円)の著者・佐々涼子さんが登場する。日本ではあまり知られていない国際霊柩送還士について話を聞く。

毎年約200~250の遺体運ぶ

『エンジェルフライト 国際霊柩(れいきゅう)送還士』(佐々涼子著、集英社)
『エンジェルフライト 国際霊柩(れいきゅう)送還士』(佐々涼子著、集英社)

   海外で亡くなった日本人や、日本で亡くなった外国人の遺体はどうなるのか。多くの人にとっては漠然としたイメージしかわかないだろう。同書は、海外で亡くなった遺体や遺骨を遺族の元に届けることを専門に行う、日本初の国際霊柩送還業者「エアハース・インターナショナル」を追った作品だ。1年に海外で亡くなる邦人は400人~600人ぐらいで、エアハースは毎年約200~250の遺体を運ぶという。内戦中のシリアで取材中に亡くなったジャーナリストや、ニュージーランド南部地震の被害にあった人の遺体も担当した。

   国際霊柩送還士の仕事は、海外との連絡や遺体の運搬、エンバーミング(防腐処理)など幅広い。海外から送られてくる遺体の中には、状態が悪くなっている場合もあるため遺体の処置も行うという。佐々さんは、なぜこの仕事を描こうと思ったのか、そしてどうやって実態に迫ることができたのか。

   番組はUSTREAM(ユーストリーム)ニコニコ生放送で、昼12時半から同時配信する。アーカイブあり。

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