日本航空(JAL)と日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は2012年11月28日、地上と変らない味を楽しめる「AIRケンタッキーフライドチキン」を、12月から2月にかけて日本発の欧米路線の機内食として提供すると発表した。
コールスローなどがセットに
「AIR ケンタッキーフライドチキン」は、KFCの店舗で販売されているチキンを機内用にアレンジしたもの2種類と、平たいユニークな形状が特徴のフラットブレッド、レタス、特製ソース、コールスローがセットになったものだ。チキンは、手軽に食べられるようカットした手羽元と、骨なしの胸一枚肉を使ったチキンフィレの2種類。KFC秘伝の「11ハーブ&スパイス」で味付けし、地上の店舗と同じ味わいを再現した。
フラットブレッドは特製ソースを塗り、チキンフィレとレタスを一緒にはさむことでオリジナルサンドをつくることができる。片手で持てるのも特長だ。
飛行機で検証を繰りかえした「こだわりの味」
提供されるのは、日本発のニューヨーク、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、サンディエゴ、フランクフルト行きの便の全クラス。12月1日(サンディエゴ線のみ2日)から2013年2月28日までの3か月間、到着前のメニューとして提供される。
普段は機内食として食べられないものを提供する「AIRシリーズ」は、今回が第7弾で、KFCのメニューは初めてとなる。
カーネル・サンダースの衣装に身を包み、発表会場に登場したKFCの渡辺正夫社長は、
「味にこだわり、アメリカ本社の品質管理担当者も飛行機に同乗して、地上と同じになるよう検証を繰り返した」
と、仕上がりに満足げな様子を見せた。一方、自身もケンタッキーの大ファンだというJALの植木義晴社長は、
「提供時期はちょうどクリスマスにあたる。日本ではクリスマスの代名詞とも言えるケンタッキーのフライドチキンで、お客さまによろこんでいただければ」
と笑顔で期待を語った。