ヒューマントラストシネマ有楽町では、2012年11月24日から、「ジェラール・フィリップ生誕90年 デジタルリマスター版特別映画祭」を開く。
永遠の美を映画館で味わう
「フランス映画の貴公子」とも称されるジェラール・フィリップは、1959年に36歳の若さで没して以来、半世紀以上たっても稀有な美貌と卓越した演技力で人々を魅了し続け、ファンからの支持は依然衰えない。2012年は生誕90年に当たる。
今回の映画祭はフランスの50年代の美とされたジェラール・フィリップの出演作をデジタルリマスターで鮮明によみがえらせた。
映画館のスクリーンでだけ見るものとされていた時代に生まれた映画には、今の作品にはないポエジーとスクリーンから香り立つような気品があるという。
上映作品は、5作品。イタリアでオールロケされたジェラールの代表作『パルムの僧院』(監督クリスチャン・ジャック)のほか、『赤と黒』『勝負師』など。
特に『勝負師』は初公開から約50年ぶりのスクリーン上映となる。
料金は1300円。