「ばあちゃんがルンバに餌(えさ)やってた」
こんなスレッドが2012年11月13日、2ちゃんねるに立ち、多くの人の笑いを誘っている。投稿者の「ばあちゃん」いわく、
「小さく切ってあげたら食べれるんだよって(´;ω;`)」
端的に言ってしまうと、ゴミをわざわざルンバにあげている、ということらしい。
「なんか凄いかわいいw」「和んだ」
「ルンバ」はいわずと知れた、iRobotが販売しているロボット掃除機だ。日本では2004年に発売された。健気に床を走りながらゴミを拾う姿は、確かに一種の小動物的な魅力を感じさせる。
なんとも微笑ましい「ばあちゃん」とルンバの姿に2ちゃんねらーたちからも、
「なんか凄いかわいいw」
「和んだ」
「映画化決定」
と心癒された様子の書き込みが相次いだ。もっとも、ルンバにしてみれば餌はゴミではなく電気なので、
「ルンバ『チッ 掃除してるそばからゴミ撒くんじゃねーよクソババア』」
などと「心情」を邪推する声もあった。
「飼っている」と愛着が…
実際、ルンバにペットにも似た愛着を持つ人も少なくないようだ。芸術ユニット「明和電機」の土佐信道さんも以前に、「買うより飼う感覚ですね」とTwitter(ツイッター)でつぶやいている。土佐さんに応える形で作家の平野啓一郎さんも、
「掃除も終わってないのに、部屋の真ん中にうずくまって、動かなくなっているのを見つけた時には、思わず駆け寄りましたよ(笑)」
と投稿しており、案外「ばあちゃん」に限らず、ルンバに「餌」をやっている人はいるのかもしれない。