【書評ウォッチ】氷河期・不景気「30歳代」の生きづらさ 同世代記者が掘り下げ

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イヤなヤツにはこうしたら

   軽めの「仕事もの」では、『出世するキレ方』(楠元博丈著、文饗社)が、朝日読書面のビジネスコーナーに。どぎついタイトルだが「仕事をする上で、イヤなヤツとの接触は避けられない」と、評者の清野由美さん。その時のキレ方21パターンを指南する。

   感情にまかせて暴れることではない。まず「いなす」のだそうだ。たとえば「いやヘコむわ! そんな『公開仲間外れ宣言』されても!」と自虐ネタで切り返すとか。「一度マジギレしてすぐ謝る」のも有効という。出世主義がいいかどうかはともかく、関係を維持しつつ問題解決を図る技術として参考にできるかもしれない。

(ジャーナリスト 高橋俊一)

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