電子書籍端末「価格戦争」し烈! 先行メーカーも値下げ余儀なく…

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   電子書籍端末業界における「価格戦争」が激しさを増している。2012年10月後半~11月初頭にかけ発表された新製品は、いずれも8000円前後という安さが売りだ。これに対し既存メーカーも、発売中の端末の値下げで応戦、年末商戦に向け消費者の取り込みを図る。

8000円前後が「当たり前」の状況に

激しい価格競争を繰り広げる電子書籍端末。左上から「kobo glo」「Kindle Paperwhite」「Lideo」
激しい価格競争を繰り広げる電子書籍端末。左上から「kobo glo」「Kindle Paperwhite」「Lideo」

   日本で電子書籍端末の販売が本格化したのは2010年後半だったが、当時はシャープの「GALAPAGOS(モバイルモデル)」が3万9800円、ソニーの「Reader(ポケットエディション)」が2万円前後など、(機能差から単純比較はできないものの)決して安い買い物ではなかった。

   しかし最近発表された端末は、アマゾンの「Kindle Paperwhite(キンドル・ペーパーホワイト)」が7980円(発表当初は8480円)、楽天の「kobo glo(コボ・グロー)」が7980円、「kobo mini(コボ・ミニ)」が6980円、Bookliveの「Lideo(リディオ)」が8480円と、1万円を切る価格が当たり前になっている。いずれも端末をまずは買ってもらい、その後のコンテンツ購入によって収益を上げるビジネスモデルだ。

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