「功労者」小室哲哉さんへの御祝儀? 24年前のアルバムiTunesチャート急浮上

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   小室哲哉さんが率いるバンド・TM NETWORKが1988年発表したアルバム「CAROL ~A DAY IN A GIRL’S LIFE 1991~」が、iTunes Storeの国内チャートで「異例の」高順位を記録している。2012年11月7日の配信開始以来、9日午後の時点でJ-POPチャート14位、総合チャートでも20位につける。

   7日始まったソニー系レーベルのiTunes配信に関しては、小室さんのTwitter(ツイッター)での発言が後押ししたと感じているファンが少なくない。今回のランクインはその影響と見られる。

小室さん「関わってくれた全ての人とハグしたい」

小室さんも「CAROL」好調に喜びの声を上げた
小室さんも「CAROL」好調に喜びの声を上げた

   同作はTM NETWORKの6枚目のアルバムで、グループが「GET WILD」の大ヒットでブレイクしてからおよそ1年半後という、いわば「脂の乗り切った」時期の作品だ。ファンタジー世界を舞台としたコンセプトアルバムで、オリコンでは最高1位を獲得、小説・アニメ化などのメディアミックス展開も行われた。ジャケットなどをのちに「エヴァ」で有名になるGAINAXが手がけ、収録曲には映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のエンディングテーマ「BEYOND THE TIME」などがある。

   小室さんは6日、ソニー系レーベルのiTunes配信開始を予告するツイートの中で、TM NETWORKの代表作としてこのアルバムに触れており、これがチャート急上昇につながった可能性が高い。

   ランクインに小室さんはツイッターで、「関わってくれた全ての人とハグしたいきぶんだよ」「J-POPで、ベストとカバー除いたら、CAROL 5位じゃない?」と喜びの声を上げた。ファンからも、

「このスケールの邦楽アルバムにはまだ出会っていません」
「いま聴いても最近の音楽より新しく感じるわ」
「通勤中に聴くと十数年前に戻った気分です」

と感激のつぶやきが相次いだ。

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