フランスから留学生が押し寄せる? アニメ好き若者らが「日本」目指す理由

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「日本のドラマやお笑い、歌番組をビデオで」

   この日、会場に集まったのは、友人と連れ立った大学生、親に付き添われて来る高校生など。中には、日本語学校のスタッフと達者な日本語でやりとりをする若者もいた。

   パリ郊外の大学で日本語と英語を学ぶ、ノルさんとミラさん。2人とも、J-POPやジャニーズが好きで、連ドラはインターネットで最新のものを見ているという。この夏には東京を旅行し、長野でホームステイも体験したそうだ。

   「学校の勉強の他に、日本のドラマやお笑い、歌番組をビデオで見て、学んでいます。まずは少なくとも1年間、留学して、日本語を学び、その後で何をするかを考えるつもり。今、興味があるのは観光学です」とノラさん。ミラさんは「旅行中、ステイ先の家族をはじめ、日本人はとても親切でしたが、外国人である私たちが実際に生活するには壁がある気がしました。留学しても、その後はフランスに戻って、日本語を使う仕事ができればと思っています」と話した。

【プロフィル】
江草由香(えぐさ ゆか)
フリー・編集ライター。96年からパリ在住。ライターとして日本のメディアに寄稿しながら、日仏バイリンガルサイト『ビズ・ジャポン』http://www.bisoujapon.comの編集長を務める。著書は芝山由美のペンネームで『夢は待ってくれる―女32才厄年 フランスに渡る』。趣味は映画観賞。

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