手帳の進化に新分野の気配も
ほかには、美術作品への感動を解剖したという『構図がわかれば絵画がわかる』(布施英利著、光文社新書)を毎日新聞が載せた。美術がなぜ感動を生むかを平面、奥行き、光、人体などの構図から理解しようとする。評者の養老孟司さんに「読み終わったら、見る風景ことごとくが構図に見えだした」と言わしめた。
秋深まる時季、書店には2013年用の手帳が。日経の記者コラム「活字の海で」が手帳の進化をとり上げた。旅行ガイドやさまざまな情報を提供、カラフルな版画入りや友禅柄の表紙も。光村推古書院の「京都手帖」、宮帯出版社の「京ごよみ手帳」、リーフ・パブリケーションズの「京都毎日手帖」と、京都ものが代表格。新分野開拓の気配も感じられる。
(ジャーナリスト 高橋俊一)
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