味への評価の高さの伝え方がカギ
2007年に緑茶本来の味わいのもとである「にごり」を再現して新登場した綾鷹は、発売当初から味覚への評価が非常に高かった一方で、そのおいしさを伝えきれていなかったようだ。そこで、当初からの特徴である「にごり」を前面に出したコミュニケーションを刷新し、2010年6月からは新たに「急須でいれたような味わい」を強調、以来「急須でいれたお茶にもっとも近いお茶はどれか」をさまざまな人に「選んで」もらう「綾鷹チャレンジ」「日本全国綾鷹試験」をCMなどで展開してきた。
そのインパクトは、多くの人の関心を引きトライアルの起爆剤になったと同時に、一度飲んだ人のリピート率が高く、現在の好調に繋がっているとコカ・コーラ社では分析する。綾鷹は、2012年10月で発売5周年を迎えた。その好調は、まだ続きそうだ。