ソニー(東京・品川区)は、コンパクトデジタルスチルカメラ「サイバーショット」シリーズから、「DSC‐RX1」を2012年11月16日に発売する。予約受付は10月10日から。
コンデジとしては、世界で初めてとなる35ミリフルサイズの「Exmor(エクスモア)」CMOSイメージセンサーを自社開発、搭載したサイバーショット「最上位機種」だ。
「レンズ一体設計」生かし、周辺部まで忠実に解像
有効約2430万画素で、解像度や広ダイナミックレンジ、高感度・低ノイズ性能を実現。レンズには、カールツァイスの「ゾナーT*」35ミリF2の大口径短焦点レンズを採用している。
これまで、フルサイズのイメージセンサーはデジタル一眼レフカメラなどのハイエンド機のみに採用されてきたが、「DSC‐RX1」では、コンデジならではの「レンズ一体設計」という利点を生かし、レンズと撮像面の位置をミクロン単位で調整。画像の周辺部の忠実な解像と、ISO100-25600の幅広い感度を実現した。
手のひらに収まる小型ボディながら、「デジタル一眼レフのハイエンド機にも匹敵する」高画質とうたう。9枚羽根の円形絞りを採用し、被写体を際立たせながら滑らかで美しいぼけ味出せるほか、レンズ部に搭載したマクロ切り替えリングをつかえば、接写撮影(最短撮影距離20センチ)もできる。
色はブラックのみ。オープン価格だが、市場推定価格は25万円前後としている。