日本ナショナル・トラスト協会(公益社団法人、東京)はこのほど、国内15番目のトラスト地として「安曇野の森トラスト」(長野県松川村、池田町)を新たに取得した。
信州・松本盆地の北、北アルプスの麓に位置する安曇野の森トラストは、総面積が計3万7100平方メートルの山林・原野。高瀬川をはさんで、「すずむしの里」で知られる松川村と日本で最も「美しいまち」を目指す池田町の2か所に分かれており、安曇野の景観の一部となっている。
「自然保護に役立ててほしい」という土地所有者の申し出によってトラスト地としての取得が実現した。2012年10月3日、発表した。日本ナショナル・トラスト協会は「安曇野の緑豊かな風景と清流を守り続けるため、上流の山林であるこのトラスト地を自然のまま守っていきたい」としている。
問い合わせは同協会(03・5979・8031)へ。