「スマートバリュー」充実が売りのau
対して、auに乗り換えて「5」を購入する場合はどうか。こちらの月額料金は、固定通信サービスがセットの「auスマートバリュー」適用時で、LTEネット料金を含め4295円。ソフトバンクとは違い、この価格は2年間そのまま変わらない。
ソフトバンクとの違いが際立つのが、スマートバリューで利用できる固定回線の充実だ。ADSL回線が中心の「スマホBB割」に対し、こちらは「auひかり」を始めとする光回線がメインで、対応世帯数も1041万世帯と、スマホBB割の150万世帯に大差をつける(2012年3月時点)。家のネットとの併用を考えれば、この点は見逃せない。
また「下取り」についても一部量販店ではソフトバンクを含め、独自の下取りサービスを展開するところが出ている。
BCNの調査によれば、2012年8月のキャリア別アイフォーン4Sの売り上げは、わずかではあるがauがソフトバンクを上回っている。果たして「5」発売で局面はどう動くか。両社の「サービス合戦」から目が離せない。