4人の人間が座った総重量500キロのソファとワイヤーをアロンアルフアで接着、クレーンで持ち上げてブランコにして遊ぶ――そんな奇想天外の映像を、東亞合成(東京・港区)が製作した。新商品「アロンアルフアEXTRA ゼリー状」の新CM「ソファでブランコ篇」で、2012年9月24日から、インターネットとトレインビジョンで配信される。
「ソファとワイヤーを接着し、クレーンで持ち上げブランコに!」
「驚異の接着力」で知られるアロンアルフアの、実に3年ぶりとなる新CMに登場するのは、破天荒でイタズラ好きな外国人4人だ。なんでも遊び道具に変えてしまう彼らから今回飛び出したのは、「ソファとワイヤーをアロンアルフアで接着し、クレーンで持ち上げ、ブランコにしてしまおう!」というアイデアだった。
しかし、ソファと機材だけで約120キロ、そこに合計体重376キロの大柄な外国人男性4名が乗り込むと、総重量はなんと約500キロにもなる。
「果たしてこんなソファが持ちあがるのか!?」
「その上、ブランコのように揺らしても大丈夫なのか!?」
と大方の心配の通り、7時間のテスト撮影で、成功したのはたった1回だけだったという。
「高所恐怖症」メンバーの運命は?
アロンアルフアのCMは昔から実証のためワンカットで撮ることが鉄則だが、今回の撮影では当初、接着に時間がかかり、ディレクターに「カット割りも考えた」と言わしめるほど難航した。
しかし、現場の工夫により、最終的に出来上がったCMでは、撮影・編集ともにソファが浮き上がるまで完全ノーカットを実現、しかも接着からソファが宙を舞うまでに要した時間はたった3秒にまで短縮した。
ところが、問題はそれだけではなかった。4人の中に、「高所恐怖症」のメンバーがいたのだ。「絶対にソファを激しく動かしたりするなよ!」と懇願するも、「フリ」と受け取ったメンバーからちょっかいを受けながらなんとか撮影を終えた彼に、ディレクターは「人間、本当に怖い時って硬直して無表情になるんですね(笑)」と苦笑い。CMでは、一部メンバーの引きつった表情にも注目が集まりそうだ。