iPhone5の販売開始を前に、アップルの日本旗艦店アップルストア銀座(東京・中央区)前には発売数日前から行列組が出ていた。どんな様子なのか。J-CASTニュースの女性記者も、発売前夜から「並んでみた」。
翌朝8時に販売が始まるので、行列の中ほどにいた記者は、「昼過ぎにはiPhone5を手にして会社に戻れるな」と想定していたが、甘かった。さまざまな「試練」が襲ってきたのだ。
深夜はお祭り騒ぎ、「全身アイフォーン」の人も
有楽町線銀座一丁目駅に記者が降りたのは、2012年9月20日の23時30分ごろだ。正面に見えるアップルストアから伸びた行列が、数十メートル離れたシャネルのブティック前で切れていた。
「もうこんなに並んでいるのか」と思いながら、「最後尾」にいた警備員に「iPhone(アイフォーン)の行列ですか?」と質問すると、
「そうですけど、最後尾はあっちですよ」
とはるか先を指さされた。さらに数十メートルは離れている交差点の手前まで人がひしめいていた。2ブロック歩いて最後尾にたどりつき、持参の小型いすに座ると、前後はサラリーマン風の人と大学生が2人いた。行列には男性が多い印象を受けた。先頭からざっと400メートルほど後の位置だろうか。
終電が過ぎても、行列周辺はお祭りモードだ。アイフォーンのお面のようなものをかぶった人や、「全身アイフォーン」の人もいる。友人同士で並んでいる場合など、結構多くの人が順番をキープしながら列を離れていた。