中国大分裂の予測 派閥抗争・軍の報復・モノ言う人民台頭…

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ネットの普及と「自分の利害語る弱者の出現」

『モノ言う中国人』
『モノ言う中国人』

『モノ言う中国人』

   ますます過激化する中国の反日デモ。だが、これが反政府運動に転じると、たちまち鎮圧の対象となろう。中国の人民にとって言論の自由はまだまだ遠い存在だ。それでも、自分の意見を述べる人は増えて来た。集英社新書の『モノ言う中国人』(著・西本紫乃、798円) によれば、インターネットの普及によって、ごく普通の人たちが自分の利害について意見を述べる場が増え、その存在が認められるようになってきたという。いわば、「モノ申す人」の出現である。

   「ジャスミン革命」は起こらなかったが、鉱山の事故隠しや留置施設での不審死が明るみに出るなど、権力を持つものが都合の悪い情報を隠したり、民意を操作したりすることができにくくなっている。「モノ言う人民」の台頭は、この国にどんな変化をもたらすのか。

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