本屋でウクレレ? 異色の宝島社「ウクレレBOOK」を「作ってみた」

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   ファッション誌などでおなじみの宝島社が、異色の「本」を刊行した。その名も『大人の工作キット ウクレレBOOK』(2012年8月24日発売、3500円)。自分だけの「手作り」ウクレレを組み立てるための材料と、弾き方指南・楽譜などがセットになった一冊だ。

   宝島社では260万部を突破した『スッキリ美顔ローラー』を始め、書店というルートを活用した「マルチメディア商品」に力を入れている。それにしても、「本」としてウクレレが売られるのはおそらく前代未聞だろう。記者も同著を入手し、ウクレレ作りに挑戦してみることにした。

本だけど中身は「ウクレレ」

キット内容。説明書も入っているが、本のほうが内容が詳しいのでそちらを参照しよう
キット内容。説明書も入っているが、本のほうが内容が詳しいのでそちらを参照しよう

   この商品では木製のボディーとネックのほか、弦巻(ペグ)、弦駒(ブリッジ)、弦、指板など、「ウクレレ」を作るために必要な材料が一通りすべてそろっている。あと必要となるのは、接着剤(木工用ボンド)やドライバー、物差しぐらいか。木づちやナイフなどもあれば便利だが、なくとも困らない。

ネックとボディーを接着。中心線を合わせる
ネックとボディーを接着。中心線を合わせる

   まずはボディーとネックを接着することから始める。ボンドで張り付け、木ねじで固定するだけだが、位置には要注意だ。次にブリッジを、説明書に記載されている通りの場所に接着する。うっかり忘れやすいので気をつけよう(記者は実際に忘れていた)。

塗装にはカラースプレーを使用した。換気には要注意
塗装にはカラースプレーを使用した。換気には要注意

   同著ではこの後、ウクレレ本体に色を塗ることを勧めている。ブラウン&ニスで木目調に決めるも良し、派手な色でポップにするも良しとのことなので、記者は好きな「ピンク」一色に塗ってみた。薄く重ね塗りにするのがコツだ。ちなみに今回は省略したが、しっかり下地を作ればより綺麗な仕上がりとなるという。

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