世界遺産・厳島神社からもほど近く、特に広島県民なら知らないものはいない中国地方最大級の水族館、それが「宮島水族館」だ。この宮島水族館が2012年9月7日、11年8月の全面改装・グランドオープン以来の入館者数100万人を達成し、この日祝賀セレモニーが催された。
予想を大きく上回るペースの入館者
100万人目の入場者となったのは、家族と一緒に初めて来館した菅信敬嗣(すがのぶ たかし)さん。「娘がペンギンを見たいというので、休みを利用してやって来ました。今度は、弟や妹の家族、両親と一緒に来ようと思います」と喜んだ。
セレモニーでは館長の塚本博一さんと、菅信さん一家がくす玉を割り、「100万人突破」を祝った。魚類学者・タレントのさかなクンからのメッセージが届いたほか、アシカによるくす玉割りのパフォーマンスも行われ、会場をにぎわせた。
塚本館長は、
「当初入館者は70万人を予想していたが、それを大きく上回り、1年と1か月で100万人に来て頂きました。来館のたびに新しい発見がある、水族館にしていきたいと思います。また、繁殖にも力を入れたいと考えています」
と喜びを語るとともに、今後に向けて決意を新たにしていた。