時計を持ったウサギ、風変わりななお茶会、トランプ兵、ハートの女王様、チュシャ猫――「女の子」の好きなものがたっぷり詰まった児童小説「不思議の国のアリス」。最近では2011年にティム・バートンによる映画が公開されたほか、雑貨等のモチーフになっていることも多く、子どものみならず大人の女性をも魅了し続ける作品だ。
「アリス」の世界をあますことなく伝える
実は、2012年はルイス・キャロルがこの本を書いてからちょうど150年のアニバーサリーイヤーにあたる。これを記念し作られたムック『Alice in Wonderland 不思議の国のアリスのすべて』(宝島社、1470円)には、特別付録「クイーンアリスのキャンバスバケットトート」が登場する。
「不思議の国」の住人たちとアリスが配置されたデザインのトートバッグで、コンパクトな見た目ながら、A4書類や大型本も入る。ロープハンドルで、コットン素材を生かしたナチュラルなデザインに仕上がっているので使いやすそうだ。
また紙面では、作者のルイス・キャロルや「アリス」のモデルとなった「アリス・リデル」、「アリス」ゆかりの街である英国・オックスフォードの風景、レシピやグッズなどを紹介する。「アリス」の世界をあますことなく伝える一冊だ。
2012年8月28日、発売された。