シーノン(東京・新宿区)は2012年9月1日、噴火災害時の帰宅に特化した防災セット「噴火災害時帰宅セット」を直販サイト「噴火.com」で発売した。価格は、1万2600円。
火山灰の正体は「ガラス片」
「灰」という言葉から軽視しがちであるが、火山灰の正体はマグマが砕けた小さな「ガラス片」なので、目やのどに入った場合は激しい痛みとともに、さまざまな病気を引き起こす恐れがあるという。
防災の日である9月1日に登場したこのセットには、降り注ぐ火山灰から目やのど、体をガードすべく、顔とのすき間をカバーして密着するマスク、通常のめがねと一緒に装着できるプロ用ゴーグル、全身を守るレインコートのほか、帰宅中のトイレや休憩、物資の確保が困難になることを想定して、携帯トイレ、保温用ブランケット、非常用飲食物が含まれている。
また火山灰が原因となる、携帯電話やノートパソコンなどの電子機器の障害を防ぐラップフィルムも同梱されている。