ワープアから「三足のわらじ」履くスーパーサラリーマンへ
著者の石川和男さんは、偏差値30の高校卒、30代、将来への不安しかないという三重苦に瀕しながら一念発起、いまや税理士、建設会社部長、専門学校「資格の大原」の人気講師と「三足のわらじ」を履くスーパーサラリーマンとなった。
大学は留年、20代は怠惰な生活を続け飲み放題・遊び放題、さらに30代前半では2年間無職で妻の扶養に入っていたという石川さんが、成功の秘密を明かした一冊でもあるというわけだ。
日ごろ人気講師として受験生と接しているだけに、「1日30分の勉強」という苦行を前にした人が躓きそうなポイントを、微に入り細に渡り丁寧に説明している。ところどころにユーモアが飛び出すので、ふだん本を読まないという人もさくさく読み進められそうだ。
2012年8月11日、発行された。