大震災後の日本に問う「親孝行」とは 「あえて甘えてお金出してもらう」もOK

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「親孝行にはタイムリミットがある」

   牛窪さんはマーケティングライター、世代・トレンド評論家として活躍、積水ハウスと共同で起こした研究会「これからの家族を考える会」の代表も2004年から務める。

   自身もかつては「親孝行?大事だけど、いまはまだ考えなくてもいいよね」と思っていたと明かす。しかし実父が重篤な病を患ったり、経済産業省の「ライフエンディングプロジェクト」メンバーに選ばれたり、そして何よりも2011年の東日本大震災で、自身の抱えるスタッフが一時的に親と離れ離れになったりしたことを機に、「改めてみんなで親孝行を考えたい」と動き出したそうだ。

   そんな牛窪さんは「悲しいかな、親孝行にはタイムリミットがある」「大切なのは、"いま"、その(ありがとう!という)声をあげること」と、本の終わりで指摘する。

   帰省中の人もそうでない人も、「キズナ系親孝行」にチャレンジしてみては――。

   2012年8月21日、発売した。

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