仕事に家事にと忙しい主婦の間で、「常備菜」があらためて脚光を浴びている。日本の食卓に古くから伝わるものだが、意外にも若い世代も好まれていることが、フジッコ(神戸)の『夕食作りと常備菜』についての意識調査(2012年8月20日発表)でわかった。
「常備菜」なのに「食べ切り志向」強い
調査によると、30代の主婦の83%が「常備菜は好き」と答えており、50代の68%に大きな差をつけている。
一方で「常備菜」の概念が変化しているのか、主婦の間では「食べ切り志向」が強いようだ。日持ちするのが利点にも関わらず、常備菜を飽きずに食べられる日数は「2日以内」と答えた主婦が43%、「1日以内」とする回答も7%あり、合計すると約半数の主婦が「作った翌日までには食べ切りたい」と考えている実態が浮かび上がる。