帰省で家族全員が集まる「お盆」は、意外にも「新入学商戦」の火蓋が早くも切って落とされる時期だという。翌年4月入学の孫をもつ祖父母が、本人と家族の意見をききながらプレゼントのランドセルを選ぶのに絶好の機会、といった背景があるようだ。
「祖父母から孫へのプレゼント」需要が高まる
この需要を見込んで、全国のイオングループ約450店舗では2012年8月4日から順次、プライベートブランド「トップバリュ」のランドセルを発売している。
2012年は「多少値がはっても、子ども・孫のためには高品質のものを選びたい」というニーズにあわせ、あらたに高級シリーズ「トップバリュセレクト フラットキューブランドセル」をラインアップに加えた。
「フラットキューブ」は従来のイオンのランドセルにくらべ、奥行きを約1センチ広げて容量を増やしつつ、特殊な縫製をもちい「へり」の部分をなくすことで、外寸を横幅約2センチ、縦幅約1センチずつコンパクトにしたのが特徴だ。高い技術をもつ熟練の職人が、通常の3倍以上の時間をかけて仕上げるという。
トップバリュの他のランドセル同様、2011年の教育指導要領改定にともなう教材数の増加に「フラットファイルが入る大きさで、できるかぎりコンパクトなものがほしい」とする多くの声にこたえたサイズで、プリントを綴じる「A4フラットファイル」も折れ曲げずに入れられる。
男の子向けに8色、女の子向けに8色の計16色を展開する。良質な素材・国内産・製法・機能にこだわりながら、4万5000円という価格を実現したのもポイントだ。