慰安婦、竹島、五輪抗議… 止まぬ「反日」の根は日本の側にあった!

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   従軍慰安婦問題、李明博大統領の竹島上陸、男子サッカー代表選手による五輪での「領有アピール」――こうした韓国側の動きの底流には、どんな問題点が横たわっているのか。

   西村幸祐氏は近著『「反日」の正体』(文芸社文庫、2012年8月2日発売)の文庫版まえがきで、韓国を始め中国、北朝鮮といった各国による「反日」的動きについて、有名SF映画にちなみ「マトリックスとしての反日」と形容する。「反日」という名の仮想現実、偽りの歴史認識の中に、日本だけでなく各国が置かれているというのだ。

「反日」の材料を提供する日本人

『「反日」の正体』(西村幸祐著、文芸社文庫)
『「反日」の正体』(西村幸祐著、文芸社文庫)

   上記のような問題意識に基づき、西村氏は「なぜ、韓国人が執拗に反日プロパガンダに基づいた日本攻撃を止めないのであろうか?」という問いをこう読み解く。それは、日本人が「マトリックスとしての反日」から目覚め、正しい歴史を知り、行動し始めているからだと。

   事実、米国での「従軍慰安婦記念碑」撤去をめぐっては、多くのネットユーザーばかりでなく国会議員なども撤去の要請に動いた。こうした流れに危機感を感じるからこそ、韓国側はさらに「反日プロパガンダ」を強めている――それが西村氏の見立てだ。

   一方で西村氏は、「マトリックスとしての反日」を生み出しているのは韓国や中国ではないと指摘する。

「〈マトリックス〉、つまり仮想現実としての〈反日の正体〉とは、それらの国や民族を唆して、反日の材料を供給している何かに浸かれた一部の日本人に他ならない」

   同著は西村氏の2006年の著書『「反日」の超克』の文庫化。上述したような国内の「反日」的言説への批判を中心とした内容となっている。価格は714円。

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