夏の行楽といえば、なんといってもドライブだ。業界最速の地図アップデートが自慢のカーナビアプリ「コンシェルパス for Car Navi」を提供するミックウェア(神戸市)の調査(2012年8月8日発表)でも、自動車を月1回以上運転する20~50代男女(600人)の実に40.0%がこの夏、自動車での帰省や旅行を計画・実行しているという。
運転に今や欠かせないのが「カーナビ」だが、意外なことに「カーナビを頼りにしている」と答えた300人の中でも、そのルート検索に「全幅の信頼を置いている」とした人は12.7%に留まる。最も多かった「信頼できない理由」は、「新しい道路に対応していないことがある」(76.3%)だ。
目的地の地図が「変わってた」50.8%
確かに道路や建物の状況は、短期間のうちに変化することがあるが、カーナビによっては地図の更新が追いつかず、いつまでも古い情報が載っていることが少なくない。実際カーナビ利用者の50.8%が、「到着してみたらカーナビの地図と違っていた」経験があるといい、
「『目的地に到着しました』と言われたとき、山以外、何も見えないガケだった」(長野県・33歳女性)
「家の近所の『階段でできた坂道』が、『自動車道』になっていた」(長崎県・50歳女性)
「カーナビでお弁当屋を検索して向かったら潰れていた。コンビニも同様のことがある」(埼玉県・37歳女性)
といった具体的な不満も多々寄せられた。
こうした背景もあり、消費者の「最新地図」への欲求は高い。「カーナビを購入する際重視したいポイント」(複数回答)を聞くと、リーズナブルな価格(60.2%)を上回り、「最新地図への適時更新」が62.8%でトップとなった。