文藝春秋は、ロンドン五輪の男子ハンマー投げで銅メダルを獲得した、室伏広治選手(37)の本2冊を電子書籍化し、主要電子書店サイトで配信している。
うち1冊の『超える力』(著・室伏広治、1365円)は、室伏選手が「これまでのハンマー人生を語り尽くした」作品。2004年のアテネ五輪での金メダル獲得など輝かしい経歴をもつ室伏選手が、何を超えてきたのか、超えようしているのかが分かる内容となっている。書籍(1365円)は、2012年6月に発売された。
「見せるための筋肉ではなく、躍動する筋肉」の迫力
もう1冊は、写真集『室伏広治 孤独な王者』(撮影・十文字美信、1890円)。3年をかけて室伏選手の肉体をカメラに収めたもので、「見せるための筋肉ではなく、躍動する筋肉」の迫力を感じさせる。対談や室伏選手のエッセイなども収録している。2010年に刊行(1890円)された。
室伏選手はロンドン五輪で銅メダルを取った後、「これが最後の五輪になるかもしれない。自分の年齢に勝てたことを誇りにしたい」とコメントした。
電子書籍サイトhonto(超える力、孤独な王者)や「紀伊国屋書店Book Web」(超える力、孤独な王者)などで販売中。配信は2012年7月27日から始めている。