博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所(東京・港区)の「小学生のメディア行動に関する調査報告」によると、小学生の8割強がパソコンを利用しており、4割弱が携帯電話を所有していることがわかった。
女子の所有率が高い
小学生のパソコン利用率は全体で80.8%で、学年があがるにつれ高くなり5~6年生では9割以上がパソコンを利用している。利用開始時期は、小学校入学前からパソコンを利用しているケースが31.3%ともっとも高く、小学1年生までに利用開始した人が50.7%と過半数を占めた。利用内容をみると、トップは「インターネットをする(Webサイトをみる)」で、「勉強の調べものをする」、「ゲームをする」が続く結果となった。ゲームは1~2年生の利用率が高いのに対し、勉強や趣味・娯楽の調べ物、動画視聴は5~6年生が高くなっている。
携帯電話については、所有率は全体で37.2%で、女子の所有率が高く、5~6年生女子では59.0%が携帯電話を所有しており、持ち始めるのは、1年生(26.5%)と、3年生(19.7%)のケースが多かった。
調査の対象としたのは東京、神奈川、千葉、埼玉の小学1~6年生の男女とその保護者で、サンプル数は600。調査期間は2012年2月17日から2月21日。
7月25日、発表した。