アジア初のメダリストはどこの国の人?
『オリンピック雑学150連発』ロンドンでの五輪開催は今回が3回目だが、日本のロンドン大会への参加はこれが初めて。オリンピックという世紀の祭典にまつわる、こういった雑学めいた逸話やこぼれ話の類をあげていけば枚挙にいとまがないが、文藝春秋の文春文庫『オリンピック雑学150連発』(著・満薗文博、560円)は、五輪取材のベテラン記者がそんな中から選び抜いた「これは」という傑作を収めたものだ。
「54年かけてマラソンを完走した日本人ランナー」「聖火の生みの親はヒトラーなのか?」「アジア初のメダリストはインド人」等々、オリンピックを彩ったエピソードの数々。このほか「クーベルタンのウソとホント」「マラソン=42.195キロの謎」「懐かしのメダリストたち」といった項目も並ぶ。「オリンピック通」への近道となること請け合いだ。