流体工学からみえてくる金メダル奪取法
『オリンピックに勝つ物理学』オリンピックと物理学。意外な取り合わせに見えるが、読めば、なるほどと目からうろこだ。講談社から7月20日発売予定の『オリンピックに勝つ物理学』(著・望月修、840円)は、物理学から見た科学的金メダルの奪取法を解説する。
「流して走っているように見えるボルトが速いのはなぜ?」「水の抵抗を抑える究極の泳ぎとは?」「福島千里が世界記録を叩き出す方法がわかった!」「ディーン元気がもっと遠くまで槍を投げる法」といった疑問を解き明かす。空気や水の流れ、地面や氷雪面との摩擦を調べる流体工学から見えてくるオリンピック必勝法である。肉体の鍛錬と科学が結びついて新たな記録が生まれる不思議と面白さ。オリンピック競技の見方がガラリと変わる1冊だ。