山と溪谷社(東京・千代田区)は、登山地図をiPhone(アイフォーン)で閲覧できる無料アプリ「ヤマケイ登山地図ビューア」をリリースした。
アプリでは、アイフォーンのGPS機能を利用して専用の登山地図上に現地点を表示するだけでなく、歩いた軌跡(トラフィックログ)を記録することができ、メールで送付することができる。さらに地図と重ね合わせてコンパスを表示可能。地図と実際の方向が一致した「整置」状態が一目でわかるように、コンパスの北と地図の北が一致すると赤いラインを表示してくれる。
専用の地図もアプリストアで同時発売
専用の地図は、「登山ガイドブックのスタンダード」として40年以上の歴史を誇る山と溪谷社の「アルペンガイド」収録のものに準拠。著者がGPSで実地調査した正確な登山道の位置や水場、標準コースタイム、花の群落地情報、危険箇所や注意点などの注釈が盛り込まれている。
地図は、山域全体を俯瞰するサイズ、コースを見るサイズ、現在地の周りの情報を見るサイズの3段階を、ピンチイン・ピンチアウトで切り替えることができる。
もちろん携帯電波が圏外でも地図の閲覧とGPS機能の使用が出来る。
専用地図として「ヤマケイアルペンガイドデジタルマップ 八ヶ岳 北部」「同 南部」の販売が開始され、値段はそれぞれ350円だ。