「働いても働いてもお金が貯まらない」 コスプレイヤー女子が嘆くワケ

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「働いても働いてもお金が貯まらない。コスプレって結構お金がかかるのよ」

   コスプレに嵌った女性コスプレイヤーは自虐的に財布の中身を披露する。もらった給料はすべてコスプレに消えてしまう。服を買うわけでも化粧品を買うわけでもない。デートで映画に行くわけでもなく、ナイナイづくしの生活らしい。

衣装にメーク用品、イベント参加…

楽しいけど大変なことも…
楽しいけど大変なことも…

   しかし服の代わりにコスプレ衣装を買い、衣装を作る。化粧品の代わりにメーク用品を購入し、映画の代わりにアニメのビデオを借りる。休日にはイベント会場に足を運び、生活はコスプレ中心に回っている。

   その中でもお金がかかるのはウイッグ。金髪から銀髪、青、黄色、紺、グリーンなどウイッグはたくさん必要。これをカットし加工すると一度しか使えなくなる。ベテランコスプレイヤーは、ウイッグだけで50着も持っている。ひとつ最低5000円とすると25万円かかっている。

   最近こそ衣装を買うことが出来るようになったが、生地を買い、ボタンなどの材料代もばかにならない。中古の衣装をウェブで買うこともある。多い人は月に4着も作る。衣装代だけで小遣いが飛んでしまう。

   さらに会場費は安くても1500円、交通費は3000円、食事代が500円としても5000円。月に4回会場を回ると2万円。「私は月に10万円かけている」というレイヤーは、もはや珍しくない。

肥留間正明

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【プロフィル】肥留間正明(ひるま・まさあき) 埼玉県生まれ、日本大学法学部卒業。作家、芸能評論家、ジャーナリスト、㈱音羽出版社経営。女性自身(光文社)記者として記者生活のスターと、週刊宝石(光文社)、 FLASH(光文社)創刊を担当、“巨乳”という造語を作る。エンターテイメント、歴史ドキュメントを中心に執筆、出版活動を本格的に開始。〈テレビ出演〉『やじうまワイド』(テレビ朝日)、『アッコにおまかせ』(TBS)、『ワイドスクランブル』(テレビ朝日)ほか。〈著作物〉『勝新 役者バカ一代』(音羽出版)、『がん闘ったスターたち』(テレビ朝日)、『ウオンビン 江原道から』(鹿砦社)、『チャン・ドンゴン~ソウルの空から』(音羽出版) 『オレンジレンジ~コザからのメッセージ』(音羽出版)、『龍馬と海』(上・脱藩編)/『龍馬と海』(下・亀山社中編)その他多数

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