結婚式といえば欠かせない「引き出物」だが、2012年6月に発表された「ブライダルギフトに関する調査」によると、「夫婦の名前入りなど使いにくいもの」に50.4%が「困る」と答えており、セレクト次第では逆に相手を「ガッカリ」させる危険があるようだ。
では、喜ばれるのはどのような引き出物か。伊藤忠食品が運営する、残高をサーバー側で管理するプラスチックカード型商品券「POSA型ギフトカード」を展開中のギフトカードモールジャパンが行った上記の調査から事情を探った。
人気No.1は「カタログギフト」
20代~50代の既婚男女500人を対象に実施したこの調査によると、「もらったことがある引き出物」(複数回答可)として最も多かったのが「カタログギフト」の76.6%だった。90.9%がカタログギフトを「もらって嬉しかった」とするなど、人気・満足度ともに高い数字だ。
対して、もらった経験がカタログギフトに次いで多かった「お皿・お碗など食器類」は、「嬉しかった」が59.8%に留まり、「定番」ながら必ずしも喜ばれていないという実態が浮き彫りになった。
「持ち運びに便利」とウケが良いギフトカード
さて人気No.1のカタログギフトだが、一方で「あまりほしいものがなかった」(35.0%)、「選ぶのが意外に手間だった」(22.5%)と不満の声も少なくない。
そんな中で好感度の高さが目立ったのが「ギフトカード」だ。もらった経験がある人は6.0%に過ぎないものの、その全員が「嬉しかった」と回答する。また「もしもらったら?」という質問には67.2%が「持ち運びやすくていい」と好感触だった。特に近年普及するプラスチック型のカードは携帯性の高さを打ち出しており、この「持ち運びやすさ」が先行するカタログギフトへのアドバンテージとなっていることがうかがえた。