球児に教えた「玉砕」精神 「末代までの恥発言」元監督対談本がスゴい

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日本のマスコミの最低なところは…

   2010年当時のバッシング報道にまつわるマスコミの問題点も指摘している。勝谷氏は「いったん水に落ちた犬のことは、徹底的に叩くのが、日本のマスコミの最低なところです」と批判。野々村氏発言を問題視していない、と野々村氏本人に伝えた記者もいたのに、そうした「本音の部分」がまったく報じられなかったと指摘した。勝谷氏は当時から擁護論を展開していた。

   書籍タイトルにある「玉砕」は、野々村氏の監督人生最後の年に率いたチームのテーマだった。高校野球では、死ぬ気で行って失敗しても生きているとして、野々村氏は、「ありがたいじゃないかと。しかし、死ぬ気で行った特攻隊はみんな死んだ。お前たちがなんぼ頑張ったってあの人たちには追いつけないんだということです」と語り、「玉砕」という言葉を通じて、「好きで野球を選んだのなら、命がけでやろう」ということを球児らに伝えたかったのだと説明している。

   高校野球や教育論の話を通して、現在の「偽善的」で「バカ基準」(勝谷氏)がはびこる日本の現状を一喝する内容になっている。

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