「失敗した~」をひきずらない 「手帳」で鍛える気分切替テクニックとは

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

   キーワードは「脳」と「手帳」だ。『スポーツドクターが教える 一瞬で心を「切り替える」技術』(日本実業出版社、1470円)は、手帳を使った簡単な方法で「脳」を鍛え、落ち込んだ気分をご機嫌な状態にするテクニックを紹介している。

手帳に書くだけ

『スポーツドクターが教える 一瞬で心を「切り替える」技術』
『スポーツドクターが教える 一瞬で心を「切り替える」技術』

   スポーツドクターである筆者の辻秀一氏は、イライラすることがあっても引きずらず、自ら機嫌の良い状態を作り出すことができる脳の力「ライフスキル」があれば、仕事などのパフォーマンスのレベルは目に見えて上がっていくと説く。国際大会で驚異的な粘りを見せたサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の選手らも、この「ライフスキル」が備わっていたとみる。

   ライフスキルは、「知る」から始まり、「体感する」や「繰り返す」まで5段階で鍛えていくことができる。その際、手帳を使うことが大切だ。方法は簡単で、自身の機嫌が良くなり前向きになることができる言葉「フローワード」や周囲への感謝の気持ちなどを考えて手帳に書くだけだ。

   そんな簡単なことで、仕事がうまくいくようになるだろうか――と疑う向きもいるかもしれないが、辻氏の実績は実証済みだ。

   「私が昔メンタルトレーニングをして、4年連続で日本一に輝くことができた」NECラグビー部の話も本書に登場する。辻氏は、応用スポーツ心理学を軸に、仕事などのパフォーマンスを最大限引き出すトレーニング法を編み出し、ビジネス分野でも支持を集めている。著書に『スラムダンク勝利学』(集英社インターナショナル)など多数がある。

   本書は、「実践者たちの手帳活用術」など具体例を挙げながら、「日本初、心のための脳トレ手帳術」を分かりやすく説明している。2012年6月14日、発売された。

姉妹サイト