AKB48の歴史と内幕にみる 「日の目を見ない」時代の過ごし方

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   少年少女や若者たちばかりではない。オジサン、オバサン、外国人たちも興奮したAKB48の総選挙。初期からのファン、最近のファン……すべての人におくるAKB48の歴史と内幕のドラマ。J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」(http//:books.j-cast.com/)でも特集記事を公開中。

大ブレークまでの成長秘話

『AKBヒストリー 研究生公式教本』
『AKBヒストリー 研究生公式教本』

『AKBヒストリー 研究生公式教本』

   いまをときめくAKB48も一夜にしてスターダムを駆け上ったのではない。人知れぬ汗と涙の成長秘話があった。集英社の『AKBヒストリー 研究生公式教本』(編・週刊プレイボーイ編集部、580円)は、『週刊プレイボーイ』で好評連載のノンフィクションに大幅加筆して単行本にまとめたものだ。

   第1期の募集は2005年。「AKB」の由来さえ知る人は少なかった。劇場公演の客の姿もまばら。そんな中、少女たちの苦闘を経て大ブレークしたのは5年後のことだ。大島優子、前田敦子、篠田麻里子、板野友美、渡辺麻友、高橋みなみらの証言で綴るAKB48 の歴史と内幕のドキュメント。新しく入る研究生の必読本になっている。総合プロデューサー秋元康が語る「全セットリスト解説」付き。

大島優子1位に返り咲いた総選挙大特集

『月刊AKB48グループ新聞』6月号
『月刊AKB48グループ新聞』6月号

『月刊AKB48グループ新聞』

   書籍ではない。日刊スポーツ新聞社からの『月刊AKB48グループ新聞』(1部300円)は、AKB48のニュースに特化した月1度発行のユニークな新聞である。ファンのための必携新聞と銘打ち、紙面はグラビア写真やインタビュー中心にAKB48の話題で埋め尽くす。こうした新聞が発行されるのも、AKB48の異常ともいえる人気を裏付けるものだ。タブロイド判32ページ、オールカラー。創刊は2011年12月16日。毎月第3金曜日発売。全国のJR、私鉄、地下鉄の主な駅販売店、主要コンビニなどで販売。

   最新の2012年6月号は6日に行われた総選挙の大特集で、「6・6日本武道館」を完全再現。1面はもちろん1位に輝いた大島優子で、64位までの全メンバーを写真付きで紹介している。

メディアに登場しないもうひとつの青春

『非選抜アイドル』
『非選抜アイドル』

『非選抜アイドル』

   AKB48は高校野球に似ている。ベンチ入りできない大勢の控えの選手がいるように、メディアに登場しない何十人ものメンバーがいる。小学館101新書の『非選抜アイドル』(著・仲谷明香、735円)は、「選抜」の一員になれなくても頑張り抜いたメンバー仲谷自身によるもうひとつの青春体験記である。

   中学の同級生だった前田敦子がメンバーになったと知って、オーディションを受け2006年に3期生としてAKBに入ったが、シングル曲を歌う機会はなかなかやって来ない。スポットライトはいつも隣の席に当たった。そんな「非選抜」だった彼女も今回の総選挙で初めて36位に入った。「普段の生活でも日の目を見ていない人が、この本を読んで自分も頑張ろうと思ってもらえたら」と語っている。

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