現場の好きにさせた結果がこれだ 営業呆然!?マーケティング無視の「最強」ビール

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   新商品開発において、「マーケティング」は基本中の基本だ。しかし最近ではそれを重視するあまり、「誰にも嫌われない」が「特徴のない」商品が氾濫している感もある。

   そんな中、キリンビールはあえてマーケティング主導ではなく、現場の技術者にとことんまで「やりたいこと」をやらせたというビール「GRAND KIRIN(グランドキリン)」を開発、全国のセブン-イレブンで2012年6月19日より先行発売する。13日、都内で開催されたプレス試飲会では担当者が製作にこめた熱い思いを語った。

「今の日本のビール、面白いもの少ない」

技術者の「本気」が生んでしまった「グランドキリン」(手はモノウォッチ担当記者A)
技術者の「本気」が生んでしまった「グランドキリン」(手はモノウォッチ担当記者A)
「今の日本のビールには面白いビールが少ない。ライト化、低アルコール化に反発し、ビール愛好家が驚くようなビールを作りたかった」

と語るのは、味作りに当たった醸造技術者の蒲生徹さんだ。

   ビールの風味を生むホップを通常の仕込み段階だけでなく発酵過程でも使うという独自の「ディップホップ製法」、また「キリンビール商品として最大」という麦芽量で、コクのある濃厚な味わいを実現したという。

   記者が実際に飲んでみると、国産ビールらしからぬ濃い味や香りに反し、意外なほどスッキリした後味が印象的だった。

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