ソフトバンク5か月連続純増首位 プラチナバンド獲得で好調維持

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   電気通信事業者協会が2012年6月7日に発表した、5月末の携帯電話・PHS契約数によると、新規契約数から解約数を引いた純増数でのトップは、ソフトバンクの25万8100件で、5か月連続の首位となった。2位はKDDIで19万9000件、3位は12万6600件のNTTドコモだった。

NTTドコモ、9万件超の転出超過

夏モデル発表時、プラチナバンド獲得をアピールする孫社長
夏モデル発表時、プラチナバンド獲得をアピールする孫社長

   変動の内訳をみると、KDDIやソフトバンクが転入超過なのに比べ、NTTドコモは9万件以上の転出超過となっている。転入超過の2社にはiPhone(アイフォーン)のような人気機種があることが、影響しているとみられる。特にソフトバンクは、iPad(アイパッド)が純増を牽引するほか、アイフォーンが 7月からサービスが始まる900MHz(メガヘルツ)の「プラチナバンド」に対応することも大きい。

   プラチナバンドは、700MHzから900MHzの周波数帯域のことで、障害物を迂回して電波が届くなど、携帯無線通信に最適な周波数帯域とされる。NTTドコモやKDDIがすでにプラチナバンドを持っていたのに比べ、ソフトバンクは2012年3月、初めて900MHzのプラチナバンドを獲得した。

   以来、孫社長は「悲願を達成した」「これでようやくNTTドコモ、KDDIと同じ土俵に立てた」「もうソフトバンクの電波が弱いと言わせない」とし、先日おこなわれた夏の新機種発表会でもその対応エリアの広さをアピール。カバーエリアが3倍になることや、障害物を回り込むため、建物の影などでも接続しやすくなるようになるほか、郊外や地下鉄の入り口でも「ソフトバンクが撃沈、ということはなくなる」と力を込め、基地局の展開は「通常の3倍から4倍の速度」で行なっていると本気度をみせていた。

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