「節電」の推進とともに2012年夏、いっそう普及が予測される「クールビズ」「スーパークールビズ」だが、多くの女性は「薄着」ならではの悩みを抱えているようだ。
保湿化粧品「バイオイル」の輸入代理店ジャンパール(東京・新宿区)が実施した、肌の「露出」と「跡ケア」に関する意識調査から浮き彫りになった。
例年より「薄着」ほぼ半数、だが…
調査は、2012年5月9日~10日にかけ全国の10~60代の女性600人を対象に行われ、31日に発表された。この調査によると、この夏の節電に「かなり薄着で対応する」「薄着で対応する」と答えた女性は49%と約半数に上る。
首元から鎖骨の周辺、胸元にかけてのいわゆる「デコルテ」と呼ばれる部分についても、「恥ずかしい」との声が多かった胸元を除き、露出への抵抗感が薄い傾向が見られた。
一方でこうした部位では「シワ」や「乾燥」、「アトピー跡」など肌に関する悩みを訴える人が多く、特に首・首筋では、露出するのに抵抗がある理由として、「シワがあるから」が23%と最多を占めた。
ニキビ跡が「気になる」8割超
肌の問題の中でも、悩む人が目立つのが「ニキビ跡」だ。「ニキビ跡がある」人のうち83.0%が「気になる」と回答しており、特に「背中」に関しては11%が「露出」をためらう理由としてニキビ跡を挙げている。
対策としては「メイクで隠す」が49.5%と最も多かったが、それに満足できているという人は10.1%に留まった。「傷跡を薄くする化粧品を使用している」は7.0%で、うち、満足している人は21.4%だった。
これからの薄着の季節、これまで「隠せていた場所」の肌ケア、跡ケアが世の女性たちの課題となりそうだ。