福島生まれ・千葉育ちの「黒毛和牛」 「一頭買い」で復興支援

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   ファミリーマート(東京・豊島区)とファミマ・ドット・コム(同)は、「牛一頭買いプロジェクト」を2012年5月30日から始動した。東日本大震災復興支援の取り組みの一環で、福島県飯舘村で育った黒毛和牛を「ファミマ.com」で販売するものだ。

放射能測定も検査済み

プロジェクトの図式
プロジェクトの図式

   「小林牧場」(千葉・山武市)と、肉の加工販売などをおこなう「門崎」(かんざき)(岩手県・一ノ関)の協力のもと実現した。

   「小林牧場」は、2011年3月以前は飯舘村でブランド牛・飯舘牛を生産していた。東日本大震災と原発事故を受け全国に散らばってしまった村の仲間たちとの絆を、村で育った牛たちを守ることで、つなぎ続けたい―こんな想いのもと、現在は千葉県に牧場を移し、飯舘村から連れてきた牛たちを飼育している。

   プロジェクトでは、「小林牧場」が大切に育てた牛たちを、「門崎」が一頭買いし、全5種類の限定商品メニューを作成、「ファミマ.com」で数量限定で販売する。使用する牛肉は、千葉県食肉公社経由で千葉県環境財団の放射能測定検査を受けており、安全性は確認済みだという。

   値段は、「小林牧場の黒毛和牛ハンバーグ」(900g:6個入り)の2900円から。

   詳しくは、「ファミマ.com」のホームページ(http://www.famima.com/shop/a/aiitate/)まで。

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