MMD研究所(東京・渋谷区)がまとめた「スマートフォン端末・キャリアの満足度調査」によると、キャリア別では、auが最も総合満足度が高かった。また、端末については、画面サイズや画質への満足度が高い一方、バッテリーへの評価は低いことがわかった。2012年5月23日、同社が結果を公表した。
スマホ端末の画面サイズ満足度は75%
「満足」と「やや満足」の回答を合わせたキャリア別総合評価の満足度は、auが55.2%と最も高く、以下、ドコモの52.8%、「その他の携帯電話会社」52.1%、ソフトバンクの45.6%と続いた。「満足」だけをみても、auが10.5%で、大手3社中、僅差ながら1位だった。
また、大手3社について、料金プランや電波状況など6項目の満足度(「満足」と「やや満足」の合計)の結果を見ると、例えばドコモは、電波状況(67.2%)や通話エリア(76.6%)などの項目で1位となる一方、端末代金では21.5%で3位に沈むなどしている。総合1位のauは、各項目では2位が目立つものの、バランスよく評価を受けた形だ。
スマホ端末に関しては、「重量」や「操作性」などの項目に対する満足度を調べた。最も評価が高かったのは、「画面サイズ」の75.3%で、「画質」も74.5%と高い数字だった。一方、バッテリーは24.9%と満足度が低かった。
調査対象は、20歳から59歳までのスマートフォン所有者で、有効回答数は887、調査期間は2012年5月16日から18日。