パナソニックは、少量の焼き物や揚げ物調理時にエリアを絞って加熱し、電力の無駄を抑えて調理時間を短縮するスチームオーブンレンジ「3つ星ビストロ」から「NE-R3500」を、2012年6月1日に発売する。価格はオープンだが、想定実売価格は15万円前後とみられる。
少量加熱時の調理時間を約20%短縮
「焼き物」「揚げ物」などといった1~2人分の少量加熱時に加熱エリアを絞り、グリル皿の手前側にマイクロ波とヒーターの熱を集中させる「スピードエリア加熱」機構を搭載している。食品下面は、マイクロ波を3Dアンテナでコントロールして、グリル皿の手前側を重点的に加熱し、食品の上面は、庫内上部にある、出力アップした光ヒーターの手前側2本で加熱することで、少量調理でもグリル皿全体を加熱していた従来品と比べ、より効率的で無駄を抑えた加熱を実現した。
また、焼き物メニューに便利な「こんがり10分」自動メニューが、調理時間をさらに短縮して「こんがり8分」自動メニューとなり、この「こんがり8分」メニューを含むバラエティー豊かな内容の「10分100レシピ集」が同梱されている。
トースト1枚が3分台でこんがり
トーストの1枚・2枚の加熱時間も短縮され、トースト1枚は、業界初の3分台で焼き上げる(両面焼き)。「自動トースト」は1~4枚までの枚数設定ができるようになり、トースト1枚・2枚は「スピードエリア加熱」で手前側を重点的に加熱、3枚・4枚はグリル皿の全面を加熱して焼き上げる。
また、スマートフォンでパナソニックのクラウドサーバーにつなげば、レシピ検索からタッチで調理設定したり、お気に入りのレシピを登録して手軽に再現したりできる。
カラーは、ルージュブラックとホワイトの2種類。