日本航空(JAL)とモスフードサービスは2012年5月25日、コメを焼き固めた「ライスプレート」で総菜をはさんだ「AIR MOS ライスバーガー」を、6月から8月にかけて日本発の欧米路線の機内食として提供すると発表した。
「AIR MOS ライスバーガー」は、モスバーガーの店舗で販売されている「モスライスバーガー きんぴら」をアレンジ。黒ごまをと一味唐辛子をアクセントとして使ったきんぴらと、ニンジン、鶏モモ肉といった具を、バンズ(パン)の代わりに「ライスプレート」でをはさんだ。レンコンを入れて「シャキシャキ感」を演出したほか、きんぴらを店舗版と比べて3割増量した。
サイドメニューには、店舗で発売されているフレンチフライドポテトの代わりに、東ハト製のお菓子「ポテコ」がつく。
モスバーガーが機内食になるのは2回目
搭載されるのは、日本発のニューヨーク、ボストン(7月から)、シカゴ、ロサンゼルス、ロンドン、フランクフルト行きの便の全クラス。エコノミークラスとプレミアムエコノミーでは、到着の2時間~2時間半前に提供される2食目として、ビジネスクラス、ファーストクラスでは1食目の後の選択メニューのひとつとして提供される。3か月間で10万食の提供を予定している。
普段は機内食として食べられないものを提供する「AIRシリーズ」は、今回が第5弾で、モスバーガーが同シリーズを提供するのは第1弾の「AIRモスバーガー」(テリヤキバーガー、11年6月~11月)に次いで2回目。
モスフードサービスの櫻田厚社長は、
「たとえどんな場所であっても、モスの品質を損なわないように頑張ったという苦労は50や100はあるのでは」
と、地上同様の味に自信を見せる一方、JALの植木義晴社長は
「今までと違った感触のバーガーで、おいしくいただいた」
と笑顔を見せていた。