石巻の中学生に「誇り」を 「超校長」に学ぶリーダーシップ

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   東日本大震災で、宮城県石巻市では3000人を超える人が亡くなった。市内の石巻市立雄勝(おがつ)中学校でも、津波は校舎の屋上まで達し、体育館も全壊するなど大きな被害を受けた。

   『たくましく生きよ。』(ワニ・プラス、2012年5月25日発売、定価1470円)はそんな雄勝中の再生に挑んだ前校長の佐藤淳一さんが、震災から学校を離れるまでの387日についてつづった著書だ。

25日、J-CAST番組に出演

『たくましく生きよ。』
『たくましく生きよ。』

   佐藤さんの仕事ぶりはとにかくエネルギッシュだ。混乱する行政の決定を待たず、学校の再開、物資の調達や多方面からの支援の取り付けなどに精力的に動く。さらに支援を受けるばかりでなく、生徒たちに「誇りと自信」を取り戻させるため、地域の伝統芸能を元にした「復興輪太鼓」を授業に取り入れ、ついにはドイツ公演も実現させる。震災という危機にも立ち止まることなくかえってユニークなアイデアで学校を「新生」しようと奔走するそのリーダーシップは、まさに帯で評されるとおり「『超』校長」と呼ぶのがピッタリだ。

   そんな佐藤さんは2012年5月25日、USTREAM(ユーストリーム)とニコニコ生放送で配信する「J-CAST THE FRIDAY」に出演する。震災以来の「怒涛」の387日、そしてこれからについて話を聞く。

   放送は昼12時30分から。アーカイブあり。

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